2013年「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録され、世界レベルで「日本料理」が注目されている今、
“新鮮な食材の持ち味を引き出す手法”
“栄養バランスに富んだ組み合わせ”
“四季、自然を感じさせる表現力”
“日本古来の伝統行事と料理の関わり方” このどれもが、日本料理に携わる者にとっては、当然の心構えだと思っております。

食材や料理法はもちろん、『作り手の鮮度』にもこだわる。

それが日本料理「櫂」の精神です。

若者の“日本料理ばなれ”がささやかれている中、いま私達にできることは何か…

幼少期の食事というのは、その人の人格形成や思考に至るまで、多大な影響を及ぼすそうです。そんな大切な「食育」という側面を担う日本伝統の味。

単なる“空腹を満たす”だけの食事ではなく、五感すべてでお食事を楽しんでいただけるようなメニューをご用意して皆様をお待ちしております。
一年の四季を、お料理を通して味わっていただけたら…

「伝統文化を受け継ぐ」という使命をもって取り組んでいきたいと思います。

一年の始まりには「おせち料理」。
桜の春には「お花見弁当」や山菜（たらの芽・ふきのとう）の天ぷらなど、そして夏には「はも」や「鰻」など、涼を取りながらも活力を与えるお料理。
味覚の秋には「松茸懐石」や旬の魚（鯖・秋刀魚・鮭）など香り豊かな食材が登場。一年を締めくくる冬には、「ふぐ料理」や「鍋料理」に加えて、日本酒やワインとのマリアージュ。

四季折々のお料理を、食材の良さを生かしてお出しする究極の料理法、それが日本料理です。

気概を持って調理場に立つ。

お客様に、世代を越えて満足いただけるよう、日々精進して参ります。